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- 墓石の種類

墓石が庶民の間で広まったのは、江戸時代後期になってからだと言われています。最近ではバリアフリー型の普及などが進み、時代と共に様式は少しずつ変化してきております。

芝生墓地に横型の墓石本体だけを建立している型です。見た目がいかにも欧米的で洒落ているため、こういった墓石を選ぶ方も増えてきました。和型の墓石と違うのは区画割りされていないという点でしょう。一般的にお墓そのものに段差がないことが多いのでお手入れがしやすいのが利点と言えるでしょう。また碑文に凝った字句を入れる方も最近多くいらっしゃいます。

現在では今までの墓石にとらわれず、亡くなった方の業績や足跡をもとにデザインしたものも増えています。こういったデザイン性の高い墓石を「デザイン墓石」と言います。こうしたデザイン墓石が登場した背景には、「お墓も自分らしくありたい」「弔う側もその人らしくあって欲しい」という強い想いがあるようです。「死後を含んだ自己決定」という考えが、お墓の世界にも入ってきたと言えます。現在は3DCADなど石材加工技術の発達によって、希望すればキャラクターや自動車などを型取った物といった、かなり凝った墓石が作れるようになっています。
墓石は消耗品ではありません。何十年、何百年にもわたって使われる例も少なくありません。実際、高野山には織田信長や明智光秀など墓石が建立されたときの姿のままで残っているほどです。数百年の長きにわたり、太陽、風雨などの厳しい自然環境の中に耐えるには、石質の安定した墓石を選ばれることが一番大切なことです。硬い石は風化に耐え、彫刻された文字も美しく残るでしょう。また吸水率の低い石は雨のしみ込みなどの影響を低く抑えるという効果があります。 そのため墓石には耐久性や色合いもあって、国産の花崗岩(かこうがん)などが用いられる傾向にあるようです。
墓石に用いられる石によって色、風合い、耐久性も様々です。こちらではその代表例を挙げていきます。
別名「花崗岩のダイアモンド」と呼ばれる高い硬度を誇る貴重な石です。石英・長石を主成分とし、少量の黒雲母と角閃石を含み、そのキメの細かさ、優美な光沢、独特の色合い、重量感など風合いは墓石にピッタリです。
構成している一つひとつの結晶が極めて小さく、結合が緻密なため硬いというのも墓石として適している点であるでしょう。さらに、水晶と同じ硬度(7度)のため細かい細工が可能であり水を含みにくいため、数百年にわたって彫られた字が崩れたり、変色したり、艶がなくなったりしません。
青御影石の中では庵治石に次ぐ高級石材に入ります。石目が細やかで、青みを含んだ石肌。堅牢で色褪せをしない石で墓石としては非常に優れていると言えるでしょう。
多くの海賊や船頭たちを輩出した塩飽諸島最大の島、広島で採掘される青みを持った御影石です。青木石は、墓石の原石としては非常に適しており、現在も採掘されています。墓石となる高品質の部分はほんのわずかで、採石場で厳しく吟味されたものが墓石として使われるのです。
岡山県の石材で故・石原裕次郎氏の墓石を作ったことでも有名です。別名「桜御影石」とも呼ばれ、花崗岩の中にも桜色の風合いが美しい石です。そのためか、銀座の聖徳記念絵画館や新宿の伊勢丹ビル・銀座和光ビルなどにも使用されています。

もちろん国産の石ばかりでなく、海外産の石が墓石として使われることもあります。












































